直近の情報からもSamsungのモバイル部門のトップは「Galaxy S26」シリーズの価格設定は非常に難しい状況にあることを明らかにしています。その理由としてはAIの需要増加に伴うRAMやストレージの供給不足だとしています。
少なくともSamsungはGalaxy S26シリーズの値上げを検討している可能性が高く、一部情報通りであれば「アメリカ」だけは据え置きになると予測されており、多くの市場では値上げされる可能性があります。
ただこれはSamsungに限った話ではなく、先日参加してきたNothingの国内イベントにおいても、RAMやストレージのコスト増加に加え、国内でみれば「円安」の状況からも非常に価格設定が厳しい状況にあるとしています。
AIによる皺寄せ。

一部情報によると昨年の10月頃から急激にRAMやストレージのコストが増加したと言われています。ただ2025年の年初と比較すればじわじわコストが増加していたことに違いはなく、昨年の10月頃に発表されたXiaomi 17シリーズやOppo Find X9シリーズなど、どこまで影響しているのか不明で「切れ目」がよくわからない状況になります。
ただ今年登場する機種はもろに影響を受ける可能性が高いです。その中でPhone Arenaによると今年から「技術萎縮」という奇妙な時代に突入する可能性があると指摘しています。
新機種のスマートフォンが発売されると、昨年と同じ価格でより高速なチップ、より明るい画面、より優れたカメラを手に入れられる。
ただこの価値提案がコスト増加により消えつつあります。
ソフト主軸になる可能性。

仮に価格を維持することを優先した場合、ストレージやRAMのコスト増加分をカバーするために、他のコンポーネントをコストカットする必要があるのかもしれません。
むしろ進化がないどころか現状維持になるだけでも御の字と捉えることができる可能性がある一方で、「ハード」に拘りをもつユーザーにとっては大きなマイナスになる可能性があります。
結局のところ買い支えをしているユーザーの多くは「ハード」を気にしている部分があり、ハードの進化がないのであれば購入意欲が完全になくなる可能性があります。そしてハードに拘るユーザーはより魅力的な機種があれば他社への買い替えを検討する可能性があり、そもそもどのメーカーの機種であっても進化を感じにくいのであれば、そもそも購入しないという流れになる可能性もあります。
こうなってくると新製品を発表しても、従来と比較して初動が悪くなる可能性があります。
ソフトとハードのどちらを優先させるべきなのか。

少なくともGalaxyやiPhoneが売れていることを考えると、多くのユーザーはハードに「安定性」を求めており、ソフトに「使いやすさ」を求めている可能性があります。そのためどちらかが欠けることは許されないと思いますが、AI問題によりコストバランスが崩れると話は変わってくるのかなと思います。
メーカーが「AIアシスタント用の高価なメモリを追加するか、高品質な望遠レンズを維持するか」という選択を迫られた場合、私は迷わずレンズを選ぶ。ソフトウェアは後からアップデートできるが、優れたカメラセンサーをダウンロードすることはできないのだから。
ただGalaxy S26シリーズのリーク情報を見ると、ハードの強化よりもソフト主軸の強化になる可能性が高く、メーカーが値上げを回避するための苦肉の策なのかもしれません。
今年スマホを買うべきなのか?

そして多くのユーザーの関心として、仮に今年がスマホの買い替えのタイミングだとして、買い替えるべきなのか、それとも待つべきなのか。同サイトは以下のようにまとめています。
AI機能が人生を変えるほど——つまりメール要約が少し上手くなる程度ではなく、真に革命的なものでない限り——前世代機よりハードウェア性能が劣る端末にプレミアムを払う価値は感じられない。来年のモデルに賭けるのは、カジノ——そしてメモリ供給業者——だけが勝つギャンブルのように思える。
結局現状だと「買い時」というのは非常に難しく、以前の記事にもまとめさせて頂きましたが、ユーザーとしてできることは早めに情報収集を開始することで、目的の機種が発表された時に出来るだけ早く買うか買わないかの決断を下せるようにできることが重要かなと思います。
何より同サイトは今の現状を「AI税」と揶揄しており、Samsungでみれば今後Galaxy AIの一部機能は有料化することを示唆しています。おそらく多くのユーザーにとってAIの普及は現状マイナスに見えてしまうのかもしれません。