例年と異なりSonyは2025年の下半期にミドルレンジモデルである「Xperia 10Ⅶ」を正式発表しました。従来であればXperia 10シリーズはプレミアムモデルであるXperia 1シリーズと上半期に正式発表していたので大きな変化とも言えます。
何よりミドルレンジモデルだけで注目を集めることが出来るのかSonyにとってもリスクがあったと判断することができ、何より新製品の発表時期を分散させることでSonyとしては通年でXperiaに注目してもらう狙いもあったと思います。
一方でXperia 10シリーズの発表が下半期に移動したことは、今後Xperia 5シリーズが正式発表されないことを意味しているのかもしれません。何より売れ筋という部分ではXperia 10シリーズになると思いますが、注目度という部分ではやはりXperia 1シリーズになるのかなと思います。
Xperia 1Ⅶの文鎮化問題。

2025年におけるXperiaの最大のトピックといえば、やはりXperia 1Ⅶで発生した「文鎮化問題」なのかなと思います。多くの市場で6月から発売しましたが7月初旬には販売を停止した上で、問題を抱えているロットに対して無償交換プログラムの提供を開始。
結局のところ8月下旬より一部モデルの販売を再開した感じで、国内でみれば9月中旬に全てのモデルの販売が再開しました。少なくとも販売停止期間は2ヶ月近くあったことを考えるとダメージはかなりデカかったのかなと思います。
一方で不幸中の幸いともいえるのが該当ロットと原因をしっかり特定できたことです。
今回の不具合は、基板の製造工程において、温度や湿度の影響を受けたことにより、基板に不具合が生じたことが原因です。この問題を解消するため、基板製造における管理基準を見直し、温度・湿度の影響を適切に制御する工程を追加しました。これにより、基板製造プロセスにおいて温湿度条件の変動があっても、安定した品質を確保できるようにいたしました。
Redditなどをみると該当個体ではないのに「文鎮化」が発生したとの投稿もありますが、蓋をあけてみると違う市場向けのチェックツールでチェックしていた場合がほとんどです。
例えば手持ちの個体が「日本向け」なのに、香港向けのチェックツールを使っていた感じになります。この場合チェックツールではひっかからないのでユーザーが混乱したのかなと思います。
少なくとも今販売されている個体に関しては同じ原因で文鎮化が発生することはないです。
Xperia 1Ⅶをおすすめする理由。

昨年末に公開した「おすすめ機種ランキング」という記事においてXperia 1Ⅶを入れていたことからも否定的な声もありました。もちろん自分の個体が該当ロットでなかったこともあると思いますが、不具合によって機種の評価が大きく変わることは個人的にはないです。
頂いたコメントをみると、該当ロットでSonyに交換してもらえたけど、怖くて使えないと交換機を売却して他社に買い替えたとの声も地味にありました。あくまでも主観ですが今回のような不具合が発生しても、交換してもらえれば正常に動作するのであれば機種の評価には影響しないです。
これがメーカーが不具合を認めず、無償交換も出来なく実費で修理となれば話は変わってくるのかもしれません。ただSonyはしっかりとした対応をしてくれたと思っており、そもそも不具合やバグが怖いならハイエンドモデルなんて買うべきじゃないと思います。
不具合やバグにどう向き合うのか。

よくGalaxyやiPhoneの方が安定していると言われますが、GalaxyやiPhoneに不具合が全くないわけではなく、世界でみれば嫌気をさすような不具合に遭遇しているユーザーもいると思います。
結局人間が作ったものだからこそ「完璧」ということはなく、不具合やバグにいかに対処するかの方が重要なのかなと思います。もちろんメーカーも全てをカバーしてくれるわけではありませんが、不具合やバグに対して「安心」を買うという意味でも「保証」などがあります。
逆に保証に入っているユーザーは今回の文鎮化のような事例が発生してもそこまで評価が変わらないのかなと思います。単純に自分にとってXperia 1Ⅶは歴代Xperiaの中で最も完成度が高いからこそ、文鎮化が発生したとしてもおすすめ機種であることに違いはないです。