電子マネー市場においておサイフケータイのシェアが徐々に低下していることもあり中華系を中心におサイフケータイを非対応にすることでコストカットして価格で勝負する流れになってきたい印象を受けます。
その中でも存在感があるのがPOCOという印象で徐々にシェアを拡大しているように見えます。今回POCO M8 5Gをお借りすることが出来たので開封レビューをしてみたいと思います。
開封。

まず開封をしていきたいと思いますが化粧箱はPOCOのイメージカラーとも言える黄色です。

付属品を確認するとUSB-Cケーブル。

SIMピンに説明書に加え電源アダプターも付属しています。中華系を中心に充電周りは独自規格のことが多いからこそ付属していてくれるのは分かりやすいと思います。

また専用のシリコンケースも同梱していることに加えスクリーンプロテクターも標準装着されています。

そのため使い始めに必要なアクセサリーはしっかり同梱されているのは一つのポイントかなと思います。おそらく北米系のメーカーは環境保全は建前でコストカットの側面が強いのかなと思います。
一方で中華系はしっかりと同梱してくれるのでユーザーからすれば非常にありがたいと思います。
デザインを確認。

次にデザインを確認していきたいと思いますが個人的にはちょっと懐かしさを感じたデザインです。本体上部を確認するとマイクにIRブラスターにスピーカーグリルで本体左側面は何もないです。

そして本体右側面を確認すると音量ボタンに電源ボタンとAndroidではお馴染みの配置です。

最後に本体下部を確認するとマイクにスピーカーグリルにUSB-CにSIMトレイを搭載しています。

サイドフレームは丸みを帯びた形状でディスプレイもバックパネルも大きく湾曲していることからかなりスリムなデザインとなっており2年くらい前のフラッグシップのデザインという印象です。
材質はアルミのように見えますがアンテナスリットはなくマット仕上げなので非常にシンプルです

カラバリはブラック/シルバー/グリーンの3色展開となっておりどのカラバリでも独自性を感じます。本体背面は独特のデザインで背面中央はおそらくサイドフレームと同じくアルミのように見えます。
ただサイドフレームにかけて湾曲している部分はガラスかつ光沢仕上げでデザインが異なります。

あくまでも自分の中ではEdgeディスプレイ=フラッグシップモデルのイメージがかなり強いです。そのためエントリーモデルにEdgeディスプレイを採用したということはデザインにかなり拘っていると思います。
Xperia 10Ⅶと比較。

そしてここからは同じSoCを搭載しているXperia 10Ⅶとざっくりと比較してみたいと思います。筐体サイズには大きな違いがありますがPOCO M8 5Gを実際に持つと取り回しは悪くないです。

自分の手の大きさだと横幅75mmはギリギリ許容範囲なことに加えサイドにかけて湾曲していることから手へのフィット感がよくスペックほど大型モデルという印象は正直あまり受けない感じです。

むしろサイドフレームがフラットなXperia 10Ⅶの方がフィット感という部分では悪く感じます。またPOCO M8 5Gは178gと筐体サイズを考えればかなり軽いからこそより取り回しがよく感じます。
市場でみれば大型モデルの方がニーズが高い中で取り回しも気になるユーザーへの配慮なのかもしれません。

そしてバックパネルを確認するとXperia 10Ⅶはサイドフレーム含めてプラスチックを採用しています。またマット仕上げを採用したことで質感は悪くはないですが高級感は正直感じにくいと思います。
一方でPOCO M8 5Gは背面にガラスを採用していることもありデザインにアクセントがあるのがいいです。ただ好みが分かれやすいデザインであることに違いはなくフラットか湾曲かという部分が気になるのかなと思います。

カメラデザインに関してXperia 10Ⅶは並列型でバンプこそありますがスッキリとした印象です。一方でPOCO M8 5Gはクワッドレンズカメラ構成に見えますが実質シングルレンズカメラです。
エントリーモデルとして考えれば質感は悪くはないですがデザインの方向性は独特に感じます。何よりデカいのに薄くて軽いからこそ実際に触ってみると衝撃的で取り回しはかなり優秀に感じます。
ディスプレイを確認。

次にディスプレイを確認していきたいと思いますが約6.8インチと大型モデルと同等になります。一方で先ほどの話とも重複しますがEdgeディスプレイを採用しているからこそベゼルはスリムです。

上下のベゼルもそこまで太くはないのでXperia 10Ⅶと比較するとかなりの差を感じるかなと思います。ただEdgeディスプレイは好みが出やすい部分でもあり個人的には誤反応含めてあまり好きではないです。

スペック部分でみれば同じくFHDですがディスプレイサイズの違いからも画素密度に違いがあります。あとは散々縦長と言われたXperiaですが19.5:9に変更されたことからもむしろ縦長ではないです。
コンテンツの表示を確認。

とりあえずYouTubeを再生してみるとディスプレイの明るさという部分はほぼ一緒に見えます。一方でディスプレイの色味に関してはデフォルトだとやはりXperia 10Ⅶの方が深みがあります。
両機種とも暖色寄りの色味で柔らかみがありますがXperia 10Ⅶの方が一歩リードしています。
ディスプレイ輝度を確認。

次にディスプレイの視認性に直結する部分としてディスプレイ輝度を確認していきたいと思いますがPOCO M8 5Gはピーク輝度こそ3200nitsとなっていますがHBMで1000nitsで屋内で比較するとPOCO M8 5Gの方が明るいですが屋外で比較するとXperia 10Ⅶの方が僅かに明るい印象です。

ちなみにXperia 10ⅦはSonyがピーク輝度を明らかにしておらず海外サイトのテスト結果を参考にすると自動調節で1064nitsとなっておりPOCO M8 5Gは1000nitsに届いていない印象です。
リフレッシュレートと動作性。

あとはリフレッシュレートは両機種とも最大120Hzに対応していますがちょっと印象が異なります。Xperia 10Ⅶはオプションでオンにすると基本120Hzで表示されるため残像は感じにくいです。
一方でPOCO M8に関してはデフォルトだと残像を感じやすいですがXperia 10Ⅶよりおそらく消費電力が少ない可能性が高くあとはデフォルトではなく60か120を選ぶかはユーザー次第です。

また両機種とも耐久性はかなり意識している感じでGorilla Glass Victus 2を実装しています。一方でPOCO M8 5Gはウェットタッチテクノロジー2.0に対応しており濡れた手でも反応します。
その他3840HzのPWM調光に対応しているなど細かい部分でみればコストをしっかりかけている印象を受けます。何よりディスプレイサイズに大きな違いがあるのでコンテンツの視認性という部分では大きな違いがあります。
大型ディスプレイ搭載機種は取り回しが悪化しやすい中でPOCO M8 5Gは矛盾した存在と面白いです。
基礎スペックを確認。

そして基礎スペックを確認していきたいと思いますがAndroid15をベースにしたHyperOS2.0を標準搭載しておりいずれはAndroid16をベースにしたHyperOS3.0も配信されるかなと思います。

AI面でみるとかこって検索には対応してくれていますがバーの位置がちょっと低い印象を受けます。また起動するまでにちょっとタイムラグがあるせいか最初は非対応なのかなと思っていました。
あとはGeminiを標準搭載している程度でいわゆるAI機能は超最低限という印象を受けます。
容量構成を確認。

そして容量構成に関してストレージオプションによってRAMの容量が異なるので注意が必要です。ちなみにSDカードスロットを搭載しているのは嬉しいところでPOCO M8は最大1TBまで拡張が可能です。
一方でXperia 10Ⅶは最大2TBまで拡張可能になっていますが内部ストレージは128GBまでです。そして発熱の程度を調べるためにベンチマークを3回連続回して負荷をかけてみました。
発熱とパフォーマンスの持続性を確認。

手持ちの個体だとRAM8GBは共通となっていますがスコアでみれば意外にもXperia 10Ⅶが上です。計測終了ごとに外部温度を計測してみたところPOCO M8 5Gは30.5/31.4/31.2度に対してXperia 10Ⅶは29.4/31.6/33.1度と僅かにXperia 10Ⅶの方が暖かくなる印象を受けます。

ちなみに内部温度でみるとほとんど一緒で35度程度までしか上がらないので発熱は全然気にならないです。何より両機種とも昔のエントリーモデルにあったもっさり感はほとんどないので十分です。
次にパフォーマンスの持続性を調べるために3D Mark Wild Life Stress Testをしてみました。

スコアでみるとほとんど差がない中でPOCO M8 5Gの方が安定率はちょっと高い感じです。ちなみに計測終了後に外部温度を計測したところPOCO M8 5Gは31.5度でXperia 10Ⅶは34.5度です。
本当に僅かですが同じ負荷をかけた場合はXperia 10Ⅶの方が発熱しやすいのかなと思います。
バッテリー関連を確認。

バッテリー関連でみるとバッテリー容量に明確な差がありPOCO M8 5Gは国内でみれば大きめです。電池持ちに関しては今後様子見が必要ですがベンチマークを3回連続回した時の消費量をみるとXperia 10Ⅶは14%に対してPOCO M8 5Gは17%なので負荷をかけた際の消費電力に差があります。
あとは日常使いにおいてどうなるかでバッテリー容量の差を考えれば例えPOCO M8 5Gの方が燃費が悪いとしても同程度に落ち着く可能性がありその場合だとちょっと物足りないのかなと思います。

そして両機種ともワイヤレス充電は非対応ですがPOCO M8 5Gは最大18Wのリバース充電に対応しています。つまりPOCO M8 5Gを最大18Wで充電できるモバイルバッテリー代わりに使うことが可能です。
ちなみにXperia 10Ⅶは充電開始30分で40%でフル充電に要した時間は107分とのんびり系です。おそらくPOCO M8 5Gの方が充電に要する時間は短い可能性があり1時間はきるのかなと思います。
その他を確認。

生体認証に関してPOCO M8 5Gはインカメラを利用した2D顔認証に光学式画面内指紋センサーを搭載しています。センサーの搭載位置が低いことは気になりますが認証速度などに特段不満はないという感じです。
ちなみにエントリーモデルなので仕方ないですがPOCO M8 5GはIP66なのでちょっと注意が必要です。¥そして音量を70%に設定した上でスピーカーテストをしてみました。
音量は意外にも同程度ですが音質に関しては音の広がり含めてXperia 10Ⅶの方が優秀に感じます。
カメラを確認。

最後にカメラを確認していきたいと思いますが今回の比較ではもっとも顕著な差を感じる部分です。POCO M8 5Gはクワッドレンズカメラを搭載しているように見えますが超広角も望遠もないです。
エントリーモデルなので仕方ないですがカメラはかなりコストカットされている印象を受けます。とりあえず写真のサンプルを撮影してきたのでご確認下さい。
超広角で撮影。


今回のサンプルはXperia 10Ⅶ/POCO M8 5Gの順番になっているので予めご了承下さい。


POCO M8は29mmからとなっているためXperiaとは同じ1倍でも画角が異なります。ただそのせいか接写はしやすい印象です。


POCO M8 5Gの方が明るく補正されていることを確認することが出来ます。
ポートレートで撮影。


フォーカスは合わせやすくサクサク撮れる印象です。


ちなみにXperia 10Ⅶは倍率が変更出来ませんが、POCO M8 5Gは最大2倍で撮影することが可能です。
接写で撮影。


そして設定を見逃していたら申し訳ないですが両機種ともマクロモードには対応していないです

POCO M8 5Gは色味がちょっと変な感じになっちゃいました。
望遠で撮影。


まず2倍で撮影してみました。


次に5倍で撮影してみましたがPOCO M8 5Gの方が明るく補正されていますがノイズは多い印象を受けます。

2倍で撮影。


次に2倍で撮影してみました。


POCO M8 5Gの方がちょっと色が抜けた印象です。

次に倍率は変えず中距離撮影をしてみました。

POCO M8 5Gの方が明るく撮れることが多いので分かりやすいことが多いですが、シーンによっては色が飛んでいる印象を受けます。
広角(低照度)で撮影。


次に低照度の環境で手持ちでサンプルを撮影してきました。ちなみに両機種ともナイトモードを固定化することは出来ず自動判定だからこそ手ブレがしやすい印象を受けます。


センサーサイズの差もありますがPOCO M8 5Gは広角でもノイズはかなり多めの印象を受けます。
望遠(低照度)で撮影。


最初に2倍で撮影してみました。


次に3倍で撮影してみましたが地味に厳しめです。


最後に4倍で撮影してみましたが、POCO M8 5Gは「エントリーモデル」なんだと一番実感するのが低照度撮影かなと思います。
まとめ。

今回はPOCO M8 5Gをお借りすることが出来たので開封しつつ比較レビューをしてみました。Xiaomiの中ではあくまでもエントリーモデル扱いですがXperiaなど一部メーカーの機種と比較するとミドルレンジモデルに匹敵する感じなのが魅力ですがカメラだけは割り切った方がいいかなと思います。
ちなみに1月14日までに購入することでXiaomi Smart Band 9 Activeを特典として貰えます。Xperia 10Ⅶが約7万5000円に対してPOCO M8 5Gの市場想定価格が「3万6980円」と2倍近くの差があるので、どこまでシンプルさを求めるかで選択肢が変わってくるのかなと思います。
製品貸与: POCO Japan