スマホの値上げ問題。最悪のシナリオを超えて状況はさらに悪化との指摘

昨年よりRAMとストレージのコストが急激に増加しており、今年登場する最新機種は値上げ回避が難しいと言われています。また2026年はさらにコストが増加すると予測されており、非常に厳しい状況になると言われています。

2020年頃は戦争や半導体不足の影響で、一気にインフレ含めて進行した印象を受けますが、今年はそれ以上にやばい状況になる可能性があるとも言われています。

最悪のシナリオを更新。

今回韓国のメディアサイトによると、2025年下半期時点での予測よりも、さらに状況が悪化している可能性があるとしています。まずパソコン向けのRAMに関してコストが大幅増加していることから、新製品の発売自体が延期される可能性があるとしています。

加えて値上げを避けられないことからも販売台数の低下も予測されており、出荷台数は前年対比5〜11%の減少になるとしており、仮に最大11%の減少となった場合は歴代最悪クラスの規模になるとしています。

ちなみにこの数字は、当初予測されていた「最悪のシナリオ」よりもさらに悪化しているとしています。

スマホも出荷台数が減少。

またRAMやストレージのコスト増加はパソコン市場だけではなくスマホ市場にももちろん影響します。今回の情報によるとグローバルの出荷量は5〜7.5%の減少になると予測されています。

ちなみにコスト増加の影響を一番に受けるのは「エントリーモデル」と言われており、エントリーモデルの場合は値上げしにくい状況にあります。だからメーカーは上位モデルへの買い替えを促進しつつ、エントリーモデルのラインナップを限定させる可能性があるとしています。

何より「薄利多売」を主軸にしている中華メーカーほど影響が出やすい状況になっていると言われており、逆に利益率をしっかり確保しているSamsungやAppleの方が影響が少ないと言われています。

つまりハイエンドモデルがしっかり売れるメーカーこそコスト増加による影響を調整しやすい環境になると言われています。

価格への影響。

何より昨年の10月中旬から始まったRAMの供給不足の影響が大きく、RAMのコストが既存の30%前後との予測から65%まで近く値上げされる可能性があると予測されています。

残念なことに「パソコン」における値上げ幅は不明ですが、スマホに関してハイエンドモデルは10%前後でミドルレンジモデルは15%前後。そしてエントリーモデルは20%前後の値上げになると予測されており、もちろん市場や機種によって違いはあると思いますが値上げ傾向はかなり強めだと思います。

今後の見通し。

AI需要の急増により、Samsungなど主要サプライヤーはシリコンウェーハ生産設備の戦略的再配置及び供給量の調整が進行しているとしていますが、需要増加に当面追いつかない可能性が高いとしています。

もちろんサプライヤーからすれば特需にのっかるという方法もありますが、生産設備に莫大な投資をすればするほどリスクが高いことに違いはありません。またRAMのコスト増加傾向は四半期ごとの「短期変動」ではなく、数年間続く可能性があるとしています。

ちなみに当初の予測では2027年第4四半期頃まで高止まりする可能性があると予測されていましたが、1ヶ月単位で状況が悪化していることを考えると、2027年で終了すれば御の字なのかもしれません。

待っても意味がない。

実際に価格に関しては最新機種が発表されるまで分からないです。ただ今回の情報を踏まえると今の状況が落ち着くまで待つという考えは「正解」といえないのかもしれません。

少なくとも今後値上げが進むのであれば待てば待つほど高くなっていくと思います。またメーカーとしては一度値上げをすると値下げはなかなかしないです。そのためRAMやストレージのコスト増加が落ち着いても他の部分のスペックを強化することで価格を維持する可能性があるのかなと思います。

つまり現状を見ると待てば待つほど高くなるだけの可能性があり、ユーザーとして出来ることは欲しい機種の情報を集め、ユーザーにとって最適と思えるタイミングで購入するなど、積極的に動くことが重要なのかなと思います。

何より今年の上半期に登場する機種がまずはどのような価格設定になるのか非常に気になるところです。その中でも国内で発売される可能性が高いGalaxy S26シリーズの価格を注目すべきなのかなと思います。