結局どれがいい?2025年に登場したPixelの「勝者」と「敗者」

GoogleによるとGoogle Pixel 10シリーズは初めて前モデルと同じデザイン言語を採用した機種であることを明らかにしています。一方で今後のGoogle Pixelのデザインに関しては2〜3年周期で新しいデザイン言語に挑戦したいことを明らかにしています。

何よりGoogle Pixel 10シリーズでみれば、市場のトレンドと真逆の傾向で、前モデル対比で本体の厚みが増し、さらに重くなっています。ただ原因としてはQi2への正規対応とバッテリー容量の増加で、Googleはトレンドよりも「ユーザビリティ」を優先した可能性が高いです。

そしてGoogle Pixel 10シリーズはGoogle Tensor G5の割り切った方向性からも、ネットでは散々叩かれた印象を受けます。その中で今年登場したGoogle Pixelはどの機種が良かったのか。

敗者はどの機種なのか。

今回GSM Arenaが2025年に登場したGoogle Pixelの中から勝者と敗者を選んでいます。そして「敗者」から確認していきたいと思いますが一つめの機種として「Google Pixel 10 Pro Fold」です。

細部でみればUTGを強化したことから折目が目立ちにくくなったことに加え、メインディスプレイの保護フィルムを強化したことで耐久性も改善。さらに新たなギアレスヒンジを採用したことで、折畳式機種としては初めて「IP68」に対応した機種となっています。

一方「デザイン」は前モデルと比較して大きな違いはなく、またメインカメラセンサーは刷新されたとはいえほぼ進化を遂げていないカメラなどシリーズ全体の問題点とも言えますが、最新機種としてのインパクトは欠けると思います。

また折畳式機種として初めてQi2に正規対応しましたが、本体の重さが258gと時代遅れと指摘されても仕方ないかなと思います。

Google Tensor G5

また機種ではありませんが「Google Tensor G5」も敗者としています。少なくともピークパフォーマンスでみればSnapdragon 8 Elite Gen 5やA19 Proには遠く及ばない感じです。さらに発熱がしにくいとの評価が多いですが、長時間負荷をかけると発熱がしやすくパフォーマンスも不安定になりがちです。

さらに負荷が高いタスクに特に弱いのか電池持ちが決して安定していると言えないです。

4つのPixel 10デバイスはすべてバッテリーが増加しましたが、レビューした3つのデバイスは、Tensor G4を使用した昨年のモデルと比較して、総バッテリー寿命が短かったことがわかりました。ソフトウェアパッチがリリースされたことで部分的に解決されましたが、見た目はまったく良くありません。

何より効率性を優先していると言われているからこそ、安定性の部分の改善は今後の課題なのかなと思います。また3月のアップデートでGPUドライバーが最新になると言われており、パフォーマンスよりも電力効率がどこまで改善されるのか気になるところです。

勝者はどの機種なのか。

まず一つ目の機種として「Google Pixel 9a」で、カメラデザインが変更されたことで大きな話題に。また全体的にフラット化した一方でディスプレイを見直したことでバッテリー容量の増加に成功しています。

派手なスペックより「安定性」が求められるaシリーズが順当な進化をした感じです。価格もアメリカ現地で据え置きになったのはポイントです。あとはミドルレンジモデルありながら最大7年に対応していることに加え、Google AIの入門機としてもふさわしいのかなと思います。

今年は「無印」

そして2つ目の機種としては「Google Pixel 10」で、特にカメラでみると前モデルから明確に劣化しています。なのでカメラに拘る人にとっては大きなマイナスになっていますが、望遠レンズを搭載したことでカメラの汎用性はかなり高くなった印象を受けます。

一方で実際に使っていると、あくまでも自分の使い方であればPixel 10シリーズの中で発熱も電池持ちも安定している印象を受けます。オタク向けではなくなりましたが、Qi2の正規対応など、一般ユーザーにおすすめしやすい機種に仕上がった印象を受けます。

今年発表されたPixelは全部触ってきましたが、「Pixel 9a」は面白みに欠けますがおすすめしやすい印象です。そしてフラッグシップに関して主観ですがPixe 10/Pixel 10 Pro XL/Pixel 10 Pro Fold/Pixel 10 Proの順番でおすすめしやすい印象です。

来年はどのような進化を遂げるのか今から非常に楽しみです。