2023年を最後に「Xperia 5」シリーズから最新機種がでておらず、Xperia AceシリーズやXperia PROシリーズからも久しく最新機種が登場していないです。2021年だったと思いますが、新型Xperiaが6機種も発売されていたことを考えると2025年は2機種とかなり寂しくなった印象を受けます。
Sonyによるとモバイル部門は「収益性」も悪ければ、「成長性」も見込めないと、ある意味絶望的な状況なので継続してくれているだけでもありがたいと思うべきなのかもしれません。
少なくともラインナップでみれば寂しくなったことに違いはありませんが、2025年は非常に重要な年になったと思います。
2025年は転換期。

Sonyによると価格が安ければ販売台数は増えやすいと言っており、これは単純に考えれば当たり前の話なのかなと思います。少なくともオタクウケが悪いXperia 10シリーズの方がXperia 5シリーズやXperia 1シリーズより売れていることになります。
何より近年のXperiaをみているとネットで叩かれることが多いです。その中で今年のキーになったと思うのが「Xperia 10Ⅶ」の存在で、Sony Storeにおける在庫状況を見ているとSonyの想定を超えた売り上げを記録していることです。
また国内でみれば9割近くのユーザーはキャリアで購入しているとされています。つまり公式サイトで直販版を購入する時点で「オタク」寄りと判断することができ、Xperia 10Ⅶはオタク寄りの人からも高い評価を得ることが出来たと考えることが出来ます。
そもそもXperia 10シリーズの直販版の展開自体が遅かったこともあると思いますが、歴代Xperia 10シリーズの中で見ても異常事態に見えます。
Xperia 1Ⅶは勿体無い。

一方でSonyにとって一番の利益改善に貢献するのがXperia 1シリーズだと思います。少なくともXperia 1ⅥはSonyの想定を超えた売上を記録したことからも2024年は利益率が改善したことに言及しています。
ただXperia 1Ⅶは発売から約1ヶ月後に文鎮化問題で販売が停止に。また販売が再開するまでに2ヶ月弱の時間を要しています。なので発売してから半年が経過しましたが、実質4ヶ月ちょいと、おそらく前モデルと比較して販売台数も苦戦している可能性があります。
さらに該当ロットのユーザーに対しての保証を考えると利益率はかなり悪いのではないかなと思います。
今回の不具合は、基板の製造工程において、温度や湿度の影響を受けたことにより、基板に不具合が生じたことが原因です。この問題を解消するため、基板製造における管理基準を見直し、温度・湿度の影響を適切に制御する工程を追加しました。これにより、基板製造プロセスにおいて温湿度条件の変動があっても、安定した品質を確保できるようにいたしました。
Sonyの管理不足なのか、それともサプライヤーのミスだったのか不明です。ただ勢いは一度完全にとまってしまったことに違いはなく、来年登場する後継機種でどのような影響を受けるのか、ちょっと心配です。
方向性は間違っていない。

少なくともXperia Xシリーズに関しては市場のニーズを読み違えたことに言及しています。だからこそか現行シリーズではSony自身が作りたいXperiaに全振りした流れになりますが、その結果オタク向けになりすぎてしまった感じです。
個人的にはXperia 1Ⅴまでの癖強めの方向性は好きですが、それは自分が「オタク」からだと思います。多くのユーザーはそこまでを求めておらず「スマホ」として快適に使えるかがまず重要になってくると思います。
だからこそXperia 1Ⅵでアスペクト比や表示解像度の見直しに加え電池持ちの改善。またカメラアプリを刷新したことでシンプルで分かりやすくなりました。少なくともユーザーの声を聞いているとスマホとして使いやすくなったことが高く評価されている印象です。
このことを考えると、今の方向性は今後も継続するべきなのかなと思います。
癖が抜けた。

またXperia 10Ⅶの高く評価されている部分として「デザイン」であることが判明しています。並列型のカメラデザインに変更されたとはいえ、おそらく多くのユーザーはアスペクト比21:9を廃止したことを評価した可能性があります。
Sonyによるとアスペクト比21:9を廃止した理由の一つとして「縦動画」の普及としています。とはいえ縦動画の人気が出たのはここ数年のことではないので、今後はより柔軟に適応してほしいのかなと思います。
Xperia 1Ⅶはスマホとしての使いやすさを底上げしつつも、Sonyらしさを強化した良機種という感じで、自分は該当ロットではなかったのでマイナスのイメージもありません。
今年登場した最新SoCは暴れ馬という印象なので、Xperia 1Ⅷでは安定性を重視つつ電池持ちを改善してほしいところです。また欲を言えば望遠の刷新かつ光学シームレスズームの廃止で、もっとユーザーにとって分かりやすいカメラにしてほしいかなと思います。