入手困難のまま終了?Galaxy Z TriFoldが今後積極的に増産されない理由

先日より韓国では「Galaxy Z TriFold」を発売しましたが、実店舗においては開店と同時にほぼ完売したと言われています。また韓国のメディアサイトによれば主要店舗であっても初期在庫は15台程度しかなかったと言われており、開店前にあった行列分すらなかったと言われています。

一方でSamsungは少なくともオンラインショップにおいては「再入荷の通知を受け取る」を提供しており、今後も不定期で在庫が補充される可能性があります。とはいえSamsungは今後どの程度Galaxy Z TriFoldの製造に力を入れるのか。

在庫数が全く足りない。

当初の予測では20万台程度しか製造されないと言われていました。ちなみにGalaxy Z Fold7とGalaxy Z Flip7の生産目標台数は500万台と言われていることからも、いかにGalaxy Z TriFoldの製造台数が限定的か実感できます。

一方で直近の情報をみる限り当初の予定の3割以下程度しか生産されないと言われており、多くても3万台程度と言われています。現時点で韓国と中国で発売されていますが、今後台湾/シンガポール/UAE/アメリカで発売予定となっており、単純に考えれば6カ国で在庫が3万台もない感じで、一つの国でみれば多くても5000台程度ということになります。

いくら本体価格が高いとはいえSamsungレベルの新製品としてみれば在庫数が圧倒的に足りないと思います。

大量生産をしない理由。

韓国の情報からでは今後「一万台」を目処に生産を増強するとも言われていますが、販売地域のユーザーが気兼ねなく購入できるような在庫状況にならない可能性があります。

その理由としてPhone Arenaは「利益率の低さ」が原因であることを指摘しています。韓国現地価格でみれば約38万円と非常に高価ですが、Samsungとしては利益率を大幅にカットしている可能性があることからも、売り上げは増やせたとしても利益を稼ぎにくい状況に。

これは主に、6.5インチのスマートフォンに切り替えることができる巨大な10インチ(またはその逆)で使用されるディスプレイの大幅な生産コストと、折りたたみメカニズム、Snapdragon 8 Eliteプロセッサと16GB RAMなどの他のコンポーネントによるものです。

なのでSamsungとしては「売る」ことが目的ではなく、市場の反応及びGalaxy Z TriFoldで採用したコンポーネントの市場テストが出来れば十分と考えている可能性もあるのかなと思います。

昨年Huawei Mate XTが発表された時はもっとすごいことになっていましたが、発売開始後に不具合が相次いだことや増産によって需要は落ち着いた感じです。ただGalaxy Z TriFoldの場合は圧倒的な在庫不足の状態で終わりを迎えてしまうのかもしれません。

他にもっと優先すべきことがある?

実際に使っていて三つ折り機種は今までの折畳式機種とも別格な存在に感じます。ざっくりいえばタブレットを折りたたんで持ち運べるという感じですが、「スマホ」だからこその良さがあり、スマホとタブレットのいいとこどりという感じです。

一方で同サイトはGalaxy Z TriFoldは確かに素晴らしい製品だとした上で以下のように指摘しています。

この製品は1、2年前に発売された場合ほど印象的ではないため、他の誰もが公式に浪費する前にこのタイプのデザインを行う機会があれば、Samsungはデバイスを完全に廃棄し、iPhone Foldを完璧なGalaxy Z Fold 8で逃れるためにすべてのリソースを投入したほうがいいかもしれません。

Samsungは「品質」を優先するメーカーで他社のように品質をある程度おきざりにして最新技術を積極的に採用することは難しいとしています。だからこそ「市場テスト」は重要で、Galaxy Z Fold Special Editionで満足できる結果に終わったからこそGalaxy Z Fold7でのデザイン刷新に繋がった可能性があります。

つまりGalaxy Zシリーズを進化させるためには、新しい技術を採用した機種の存在も必要不可欠で、Galaxy Z TriFoldがSamsungの満足する結果に終わればGalaxy Z Fold8での進化に繋がる可能性があるのかなと思います。

なので個人的には同サイトが指摘するようにGalaxy Z Fold8の開発に集中すればGalaxy Z Fold8がよりよい製品に仕上がるわけではないはと思います。