Galaxy S26用。構造上の致命的な欠陥を上手く活かしたアクセサリー登場へ

少なくとも「ハード」で見ればリーク情報からもGalaxy S26シリーズはマイナアップデートに留まる可能性が高いです。ざっくりいえば基礎スペックの底上げに加え僅かに薄型化した上でカメラデザインが変更される感じです。

そもそもメーカーとしてもユーザーに毎年買い替えて欲しいとは思っていないと思うので、自分のように毎年買い替えるオタクから見て「物足りなさ」を感じてしまうのは仕方ないのかもしれません。

とはいえ現時点で全容が見ているわけではなく良し悪しなんて判断が出来ません。またハード面で楽しみにしている部分があり、それは「Qi2」に正規対応する可能性があることです。

カメラデザイン。

カメラバンプやカメラフレームのデザイン変更は今まであったとはいえ「垂直型」のカメラデザインはGalaxy S20シリーズから継続しています。中華系のフラッグシップモデルと搭載しているセンサーサイズが違うため単純な比較は出来ませんが、サークル型と比較すれば垂直型の方がスッキリした印象を受けます。

また上記の画像は「Galaxy S26 Ultra」になりますが、現行モデルはカメラリングがかなり太めなので好みが分かれる感じだったのが、より洗練された印象を受けます。

デザインの欠点。

少なくともプロダクトとしてみた場合Galaxy S26シリーズのカメラデザインは非常にスッキリした印象を受けますが、Qi2に正規対応するとなった時に必ずしも合理的なデザインとはいえません。

AppleのMagSafeのように丸型の充電器やバンカーリングなどはカメラデザインの影響を受けにくいと思います。

ただ例えばPixelsnap充電器(スタンド付き)などになるとカメラ部分が干渉して上手く充電することが出来ず、またカードケースなど長方形のアクセサリーはどうしてもカメラに干渉することが多いです。

もちろん筐体サイズにもよりますが、例えばPixel 10 Pro XLは筐体サイズが大きいことに加え並列型のカメラデザインを採用しているため、ほとんどのQi2対応アクセサリーはカメラデザインの影響で使えないということはないです。

一方でGalaxy S26シリーズは垂直型を採用しているため影響が出やすく、特に筐体サイズが小さいGalaxy S26に関しては相性が出やすいのかなと思います。

純正アクセサリーでは解決。

先日の情報からもSamsungはQi2に対応したワイヤレス充電ドックを開発していることが判明していましたが、今回Phone ArenaによるとWPCのデータベースにおいて、Samsungは純正のマグネットモバイルバッテリーを開発していることが判明したとしています。

データベースからもモバイルバッテリーは最大15Wで充電可能で、さらに「Qi2.1.0」に対応していることが判明しています。ちなみに事前情報通りであればGalaxy S26 Ultraは最大25WでGalaxy S26とGalaxy S26 Plusは最大20Wのワイヤレス充電が可能です。

なので今回のモバイルバッテリーだと最大充電速度に満たないことになります。一方でこのモバイルバッテリーの注目すべき部分は「形状」です。上手い表現が見つからないですが、カメラ部分に干渉しないように単純な長方形のデザインではありません。

今後どうなるのか不明。

少なくとも今回のモバイルバッテリーであれば背面に装着してもカメラに干渉しないため適切な位置で充電が可能だと思います。ただiPhoneやPixelのようにアクセサリーを装着した状態でカメラを使うことは厳しい可能性があります。

また「純正」であれば問題なく装着できる可能性がありますが、現状ほとんどの選択肢は「サードパーティ」で、結局一部アクセサリーとの相性問題は改善出来ないことになります。

ちなみにQi2対応のケースは厚みが最大2mmまでと規定されているため、分厚いケースをつけてカメラバンプを目立たなくさせようとすると、今度はQi2で適切な充電が出来なくなります。

SamsungとしてはGalaxy S26シリーズでQi2に正規対応させるのは、当初からの予定だったのか、それとも間に合わせだったのか気になるところです。仮に当初の予定であったなら今後も垂直型を継続する可能性があります。

一方で間に合わせであれば2027年に登場するGalaxy S27シリーズでカメラデザインはQi2のためにより最適化される可能性があるのかなと思います。