今年の上半期に開催されたXperiaファン感謝イベントにおいて、Sonyは「望遠」に関して何か開発を進めているとの話があります。自分が直接聞いた話ではないため詳細は分からないですがXperia 1Ⅷでは望遠センサーが刷新される可能性はあります。
一方で広角に関してもXperia 1Ⅴより採用しており、すでに3世代にわたって採用しているからこそ刷新に期待したいところです。とはいえ現時点でXperia 1Ⅷに関する有力な情報はないです。
その中で今回面白いポストがありました。
200MPセンサーの採用。

今回以下のようにポストされていることが判明しました。
Exclusive: Xperia 1 VIII
NO LYT901, but Yes 200mp Exmor T series, Dual Layer Sensor#Xperia1VIII— Nodar Sikharulidze (@NodSikharulidze) November 27, 2025
ちなみに同氏のポストはだいぶ前は確認していましたが、しばらくポストしていなかった印象です。そして同氏の信憑性に関して当たっていたリークはほとんどなかったように感じます。
あくまでも自分の記憶の話になりますが、ほぼ「0」という感じです。なので今回のポストも信憑性はかなり低い可能性があります。その上で確認するとXperia 1ⅧではLYT-901を採用しないとしています。
つまり1/1.12インチのSony製最高級センサーは採用しないことになります。一方でデュアルレイヤーに対応した200MPのセンサーを搭載するとしています。詳細は分からないですがIMX888の後継センサーをSonyは開発しているということなのでしょうか。
広角を高画素化するメリット。

個人的には「広角」を200MPにする必要はそこまでないのかな?と思っちゃいます。高画素のメリットとしてはディテールをしっかり描写することが出来ることですが、撮った写真を拡大して使ったり、実際にプリントとして使うなどがない限りそこまでのメリットはないように感じます。
もちろんカメラにめちゃくちゃ拘りがあって、マニュアルで撮影した後に編集する人からすれば重要かもしれません。ただ実際にそこまでして使っている人は自分の周りでも限定的で、そこまで拘って撮るとなると専用機を使う流れになるみたいです。
一方で分かりやすいメリットとしてはロスレスズームで、例えばGalaxy S25 EdgeのHP2は最大4倍に対応しており、LYT-901もスペック上では同様に4倍まで対応しています。
なので望遠を搭載していない機種ならありだと思います。もちろん望遠を搭載する機種でもロスレスズームと組み合わせた設計をすることで望遠自体の幅が出る可能性はあります。
ただSonyが200MPにそこまで拘っている印象は受けないので、他にセンサーの選択肢がないなら仕方ないかもですが、積極的に200MPのセンサーを採用する可能性は低いのかなと思っちゃいます。
望遠は恩恵が大きい。

200MPまで必要かどうかは別の話として「望遠」の場合高画素化は分かりやすい恩恵があるのかなと思います。例えばデジタルズームを使う際、より高画素の方がクロップした際に解像度が残りやすくなります。
Xperia 1Ⅶの望遠は12MPで単純に2倍にクロップすると3MP程度になってしまいますが、48MPであれば2倍でも12MP程度は残ります。少なくともXperia 1Ⅶは画素数が低い上にセンサーサイズも小さいのでズームは特に弱いとなっています。
また望遠レンズは一般的にF値が暗くなり安く、取り込める光量が少なくなりがちです。一方で高解像度のセンサーであればピクセルビニングを使えるようになるので、レンズ特性をカバーしやすくなります。
このことを考えると広角に200MPのセンサーを搭載するよりも望遠に搭載した方が恩恵を受けるユーザーが多いのかなと思います。
デザインも維持しやすい。

またSonyはXperiaが「スマホ」だからこそデザインはスタイリッシュであるべきとしています。ただフラッグシップだからこそカメラの強化を求められています。その中でカメラセンサーの大型化とデザインのバランスをどうとるかが重要なのかなと思います。
望遠センサーを高画素化によってクロップがしやすくなる。つまりクロップによる解像感を維持したズーム範囲を拡大しやすくなるので、望遠センサーを大型化せずとも、Sonyの求める画質を実現することが出来るかもしれません。
SonyがXperia 1Ⅳで望遠センサーを小型化した理由としてはセンサーの処理速度を担保するため。一方で画素数が増えれば処理すべき情報が増えるため処理速度の問題が出てくると思います。
なので単純に高画素化すればいいというだけの話ではないので難しいのかなと思います。