一部噂によるとSamsungは来年の正式発表に備えるために「Galaxy S26 Ultra」の大量生産は年内に開始するとも言われています。一方で開発に遅れが発生していると言われているGalaxy S26とGalaxy S26 Plusに関しては2026年の1月に大量生産を開始するとも言われています。
この情報にどの程度の信憑性があるのかは定かではないですが、仮に正しいとした場合、最も売れるUltraモデルの開発や生産に影響が出なかったのは不幸中の幸いだったのかもしれません。
一方でGalaxy S26 Ultraはユーザーの期待に応えられる存在になるのか?PhoneArt氏が皮肉たっぷりで一部スペックに言及しているのでちょっと確認してみたいと思います。
一部スペックに言及。

今回同氏がGalaxy S25 UltraとGalaxy S26 Ultraの主な違いについて言及しています。
| Galaxy S25 Ultra | Galaxy S26 Ultra | |
| ディスプレイ | 6.9/QHD(M13) | 6.9/QHD(M14) |
| ピーク輝度 | 2600nits | |
| リフレッシュレート | 1~120Hz | |
| SoC | Snapdragon 8 Elite | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
| RAM | 12/16GB | |
| ストレージ | 256/512GB/1TB | |
| バッテリー | 5000mAh | |
| 充電速度 | 45W | 60W |
もちろん今回同氏が言及している部分だけでは分からないこともあります。例えばピーク輝度は一緒でもGalaxy S26 UltraはGorilla Glass Armor 3を採用して耐久性の改善に加え反射率がよりカットされているのであればピーク輝度がディスプレイの視認性は改善している可能性があります。
またおそらくソフト制御なのかなと思いますが、「覗き見防止機能」が実装されるとも言われています。ただ主要スペックに大きな違いがないことに違いはないです。
ちなみに有線における充電速度に加えワイヤレスに関しても最大25Wに対応する可能性があります。
カメラは何とも言えず。

そして次にカメラを確認すると以下のようになります。
| Galaxy S25 Ultra | Galaxy S26 Ultra | |
| 広角 | HP2/200MP | |
| 超広角 | JN3/50MP | |
| 望遠 | IMX754/10MP(1/3.52) | ?/10MP(1/3.94) |
| 望遠 | IMX854/50MP | |
| インカメラ | 3LU/12MP | |
現時点での情報でみる限り光学3倍に対応している望遠センサーは変更されることになります。ただ高画素化するわけでもなく大型化するわけでもなく画素数は維持でセンサーサイズは小型化することになります。
現時点でSamsungにどのような狙いがあるのかは分かっていません。一方で広角と望遠はセンサーでみれば一緒ですがレンズ構成は変更されるとの噂はあります。少なくともF値が変更されると言われているので、より被写体を明るく撮影することが可能になるのかもしれません。
とはいえフラッグシップモデルとしてみた場合に進化が乏しいと評価されるのは仕方ないのかもしれません。
デザインも変更。

またデザイン周りも僅かに変更される可能性があります。
| Galaxy S25 Ultra | Galaxy S26 Ultra | |
| 本体の厚み | 8.2mm | 7.9mm |
| 重さ | 218g | 214g |
| カラバリ | 7色展開 | 6色展開 |
現時点で確定的な情報はありませんがS-Penの内蔵自体は継続されている可能性があります。ただ薄型化とQi2に正規対応するためにデジタイザーがカットされている可能性があります。
ちなみにデジタイザーの厚みは0.3mmとされており、丁度本体の厚みの変化も0.3mmなのでピッタリです。なのでS-Pen自体も仕様が変更されている可能性があるのかなと思います。
皮肉たっぷりのコメント。

最後に同氏は今回のスペック比較をした上で以下のようにコメントしています。
S26 UltraはS25 Ultraに比べてどんなアップグレードがあるのか見てみましょう? こんな大幅なアップグレードをしたらTM Rohが損するんじゃないかと本気で心配です。バッテリー容量もメインカメラも削減してないんですよ。なんて気の利いた設計なんだ。10台買う気満々です! あなたは?
進化がないことを逆に退化もしてなくてすごいねとかなり皮肉っています。毎年買いかえるユーザーはごく一部で、数年前のGalaxy Ultraモデルから見れば着実に進化していることに違いはないと思います。
ただ進化幅が乏しいことに違いもなく、進化が微妙だからこそユーザーの買い替えサイクルの長期化にも繋がっているのかなと思います。何よりソフト主軸の進化で、Galaxyユーザーの多くはハードよりもソフトに期待して買っていると思うので、ソフトの進化がどうなっているのか気になるところです。