Sonyによるとモバイル部門を継続する理由の一つとして「通信技術の開発」としており、Xperiaの開発で培った通信関連技術を他のSony製品に活かすためとされています。
一方でモバイル部門自体で見れば「成長性」もなければ「収益性」の改善も見込めないと、ちょっと見捨てられている状況に見えます。何より現状だとXperiaのデメリットの一つとしてエコシステムの弱さがあるのかなと思います。
イヤホンはまだしもSony製品で揃えて使いたいと思っても厳しい状況です。では今後ラインナップを強化することはあるのか。
利益率優先の現状。

そもそもコストカットのためかXperia 10シリーズに関しては「中国」で製造しています。ちなみに歴代モデルの一部は製造を請け負っているサプライヤーが開発をしていた可能性があるくらいです。
一方でXperia 1Ⅶに関しては現行シリーズになってからタイの自社工場で製造してきましたが中国のサプライヤーに委託していることが判明しています。結局のところ自社工場での製造をやめてまでも利益率の改善を優先していると思われます。
さらにラインナップ全体でみるとXperia 5シリーズから最新機種がもう2年も発表されていません。このことを考えると廃止になった可能性があり、今のSonyにラインナップを強化する余力はないのかなと思います。
一度市場から撤退しているタブレット

開発中との噂がでれど実際に発表されることはないタブレットですが、Sonyにとっては「Xperia Z4 tablet」が最後となっており、約10年前に市場から撤退したことになります。
少なくとも一度市場から撤退している時点で再参入するのはハードルが高いと言われています。また直近でみればGoogleがNexus 9以来となるPixel Tabletを発売しましたが、結局のところ1世代で開発を中止したことを明らかにしています。
以前はAndroidタブレットが乱立していて、参入するメーカーもいれば撤退するメーカーもいた。その中で丁寧に世代を重ねてきたのがAppleのiPadで現状圧倒的なシェアを誇ります。
結局AndroidユーザーでもタブレットはiPadを使っているとの声もよく聞きます。近年でみればGalaxyがかなり頑張っている印象ですが、売れるメーカーの機種はほぼ固定化されており、何より規模の経済が使えないことからもSonyが拘ったタブレットを出したとしても他社より高くて売れないという流れになる可能性。
個人的には4Kディスプレイにガチでスピーカーを強化したタブレットを出してくれたら欲しいですが結局価格次第の話になり、高ければ売れないです。何よりタブレット市場に付け入る隙がほぼないのでもう再参入する可能性はほぼないのかなと思います。
折畳式機種は?

2026年にAppleは折畳式機種市場に参入すると言われており市場が活性化する可能性が高いです。一方でAppleですら折畳式機種を製品化するのに5年以上の月日を要したとも言われており、その間にもかなりお金を投資している可能性があります。
折畳式機種の重要な要素としては「ディスプレイ」と「ヒンジ」とされており、特にヒンジの開発には莫大なコストがかかるとも言われています。結局ヒンジの完成度の高さが、本体全体の耐久性やディスプレイの折目に直結する可能性があります。
何よりバータイプと比較すると研究開発費が莫大にかかると言われており、今のSonyに余力はないと思います。ちなみにグローバルでみれば市場シェアが低いGoogleが参入した理由としては、「Android」の進化のためとも言われており、ある意味リファレンス機の側面もあるのかもしれません。
市場自体がニッチ。

何より折畳式機種市場自体がニッチで、一部統計によると全体の僅か2%程度とも言われています。その中でSamsungや中華メーカーが出している現状にSonyが後から参入してもシェアを奪うことは厳しいのかなと思います。
AppleがiPhone Foldを出すことで市場のパイは広がるかもしれませんが、結局多くのシェアをAppleに持ってかれるだけなのかなと思います。こう考えるとSonyにとって折畳式機種は採算性がかなり悪いカテゴリーの製品であることに違いはありません。
ラインナップが拡大してほしいはと思いますが、中途半端にスマホにも投資ができなくなるのであれば、Xperia 1ⅦやXperia 10Ⅶの完成度をアップデートによってもっと高めてほしいところです。
もし余裕ができるなら自分はスマートウォッチを復活させてほしいかなと思います。