最高級。Galaxy Z TriFoldは約42万円もの価値があるのか

2019年4月下旬にSamsungは初代Galaxy Foldをアメリカで発売しようとしましたが、先行レビュアーに渡した個体が相次いで故障が発生。致命的な欠陥が見つかったことからも結局発売は9月まで延期されました。

ただそれ以降順調に世代を重ねており、少なくとも「耐久性」の部分はかなり改善した印象を受けます。一方で来年にiPhone Foldがでればユーザーの認知が変わる可能性がありますが、多くのユーザーにとってネックになるのは「価格」なのかなと思います。

市場は三つ折りへ。

今までCESなど技術的展示の部分では「三つ折り」機種が存在していましたが、実際に製品化されたのは2024年のHuawei Mate XTが初になります。そして直近の情報からもSamsungは同社初の「Galaxy Z TriFold」をまもなく正式発表すると予測されています。

また肝心の価格に関しては360万ウォンとされています。ちなみに執筆時点での為替で計算すると約38万5000円で、単純に税込にすれば約42万3500円と、国内で販売されているGalaxy Z Fold7やGoogle Pixel 10 Pro Foldが約27万円であることを考えるとかなり高価なのかなと思います。

ただ事前情報通りであればGalaxy Z TriFoldは世界で3万台程度と生産量が限定されていることからも製造コストが高いのも原因なのかなと思います。仮に来年に後継機種が登場して販売地域が拡大するのであれば価格はもうちょっと安くなるのかなと思います。

42万円の価値はあるのか。

三つ折り関係なく折畳式機種によく言われる指摘として、「iPhone」と「iPad」の2台持ちをした方がコスパがいいとの声。極論を言ってしまえば同じ金額を出すとなった場合に2台買える方がいいかどうかにも見え、結局2台変えた方がお得だよねと見えているだけなのかなと思います。

一方で価格に対しての合理性はない可能性がありますが、個人的には2台持ちを1台持ちに減らせることが折畳式機種の分かりやすいメリットなのかもしれません。もちろん役割分担を明確にした方がトータルの使い勝手は向上すると思います。

ただ常に2台持ち運ぶ必要性がある上に、iPad含めたタブレットは基本「スマホ」の代わりにはならないです。一部タブレットは「通話」が可能ですが選択肢はかなり限定的です。

一方で折畳式機種はベースが「スマホ」で開けば小型タブレットに近いサイズ感に。そしてGalaxy Z TriFoldは開くと10インチ前後と言われているので標準的なタブレットのサイズになります。

なので「タブレットをポケットに入れて運べる」という付加価値にどれだけの価値を感じられるかなのかなと思います。

折畳式機種の大きなデメリットを改善できる。

Google Play Storeに対してApp Storeの審査はかなり厳しいと言われています。何よりiPhone含めたApple製品にどれだけ最適化されているかが重要とも言われており、AppleがiPhone Foldを出す際にアプリの最適化もかなり進めてくると思います。

ただiPhone Foldが横長の形状を採用している理由の一つとして、おそらくアプリの最適化を優先してiPadに近いアスペクト比を採用していると思われます。iPhone用のアプリを全てiPhone Foldに最適化するのは厳しいからこそ、iPad用のアプリを出来るだけ使えるようにしている可能性があります。

もちろん折畳式機種を使う上でソフトが充実していれば快適に使えるようになると思いますが、結局一番分かりやすい部分としてはアプリの最適化です。一方でGalaxy Z TriFoldなど三つ折り機種は開いた時にタブレットのアスペクト比に近づきます。

いまだに16:9のコンテンツが多い現状だと相性は良いと思います。もちろんスマホ向けのアプリしか存在していない場合は逆にネックになると思います。ただ漫画を見たり動画を見たり何か調べたりする特にアスペクト比の違いからも、ある意味アプリの最適化問題をハードによる力づくである程度改善してくれる可能性があります。

オタク向けではなくなる可能性。

三つ折りはこれからの製品なので別になりますが、折畳式機種に関してはAppleがiPhone Foldを出すことで認知度はかなり高くなると思います。そうすればより多くのユーザーが興味を持つようになると思います。

一方で価格がネックのままであることに違いもなく、個人的には安くなる必要もないと思います。結局無理にコストカットしても耐久性などに問題があればすぐに故障する可能性もあります。

このことを考えると品質優先のままで十分で欲しいと思う人が買う流れで十分です。ただ実際に折畳式機種を使っている人からすれば、もう普通のスマホには戻れないとの声もよく聞き、自分の妻もその一人です。

100人中100人に求められる機種なんて作ることは無理で、価格面でも同様だと思います。だからこそ万人受けを目指すのではなく欲しいと思える人にしっかりと買ってもらえる機種の開発をメーカーには継続してほしいです。