残念なことに現時点でXperia 1Ⅷに関する有力な情報はほとんでありません。一方で現時点でほぼ確定と言えるのはQualocommの発表からもXperia 1ⅧではSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載する可能性が高いことです。
またSonyの発言からも「望遠」に関しては何かしらの開発を進めているみたいなので、Xperia 1Ⅷに反映される可能性はあります。何より現時点ではほとんど推測になってしまいますが、個人的にはXperia 1Ⅷでは避けてほしいこともあります。
垂直型のカメラデザイン。
以前Sonyの方に聞いた感じだとXperiaのQi2対応には消極的な印象を受けました。その理由としては現時点で他社が全然Qi2に対応していないからだとしています。現状だとiPhoneが中心となっており、Androidで見ればPixel 10シリーズでようやくまとまって対応した印象です。
一方でリーク通りであればGalaxy S26シリーズも対応すると予測されていますが、SonyがXperia 1Ⅷで対応するかは現時点で謎です。仮にQi2に対応するとなっても本体にマグネットを内蔵するだけではなく放熱効率の改善含めた内部スペースの最適化が必要になります。
さらにQi2対応アクセサリーを使う上で一番の弊害になる可能性があるのは「垂直型」のカメラデザインです。これはGalaxy Sシリーズだと分かりやすいですが、マグネット内蔵対応のケースを使うことで「Qi2 Ready」対応機種になりますが、丸型の充電器であればほぼ問題ないです。
ただカードケースなどになるとカメラ部分に干渉することに加え、Pixelsnapのような幅が広い充電器であってもカメラ部分に干渉してしまうため、折角マグネットを内蔵しても利便性はそこまで変わらない可能性があります。
デザインが刷新される可能性はあるのか。
Xperia 1Ⅵでアスペクト比19.5:9に変更した際に、なぜXperia 10Ⅵも共通してアスペクト比を変更しなかったのか？と質問したところ「持ちやすさを優先するため」との話でした。
ただXperia 10Ⅶで大刷新となったことからも大人の事情があったのかなと思います。一方でXperia 10Ⅶでアスペクト比19.5:9が採用されたこと自体に驚きはありませんが、カメラデザインが大きく変更されるとは思っていないかったです。
実際にSonyがどのように考えているのか不明ですが、歴代をみる限りデザインの方向性はある程度一緒です。このことを考えるとXperia 1Ⅷでカメラデザインを変更してもおかしくはないと思います。
何よりカメラセンサーを大型化するのであれば垂直型の継続自体が厳しいのかなと思います。Qi2対応は気が早いと思いますが今後のことを考えると「垂直型」のカメラデザインは見直す段階に来たのかなと思います。
光学シームレスズーム。
SonyはXperia 1Ⅳで実装してから拘りの一つとなっているのが「光学シームレスズーム」です。Xperia 1Ⅶでみれが光学3.5〜7.1倍に対応しています。この画角間であれば光学で撮影できるのは拘って撮影したい人にとっては魅力なのかもしれません。
ただ自分は動体撮影を求めていることからも、細かい画角の調整よりもワンタップで倍率を切り替えられる方が便利に感じてしまいます。またセンサー自体がしょぼいということもありますが、本当に「光学」なのか？と思っちゃう時が多いです。
個人的には中華系のような大型望遠センサーを搭載してほしいとは思わないです。ただせめて50MPで1/2.5インチくらいにはしてほしいかなと思います。さらに欲を言えば超広角と同じく1/1.56インチ程度になれば印象が全然変わります。
αシリーズとは別物。
Sonyがαシリーズの開発で培った技術をXperiaで反映させたい気持ちはすごく分かります。それこそ自分はハマっているバースト撮影や現実をより忠実にという撮影コンセプトはまさにα譲りだと思います。
他社でみれば一眼カメラのような撮影ができるようにアクセサリーを充実させたり、マニュアル撮影を充実させていますが、結局一眼カメラに求められることと、スマホのカメラに求められることは違うのかなと思います。
なのでXperiaのカメラが今後進化する上で必要なのは、αシリーズからどれだけ切り離した上で進化を進められるかなのかなと思っています。特にハードにコストをかけられないのであれば、ソフトでより加工する必要があり、低照度撮影は特に大きな課題に感じます。
バランスは難しいと思いますが、Sony特有の癖をなくすことで、よりシンプルにすることでXperiaのカメラのイメージが変わっていく可能性があるのかなと思います。
