日割りなら100円以下。価格に問題があると言われるほどXperia 1Ⅶは高いのか

2020年にはパンデミックの発生に加え、ロシアのウクライナ侵攻が重なり世界的な「インフレ」の状況となっています。さらに「円安」が進んだ影響もあり、例えば2019年に発売されたXperia 1は約10万円でしたがXperia 1Ⅶは約21万円と価格がここ6年くらいで約2倍になっています。

特にフラッグシップモデルは高価格化が一気に進んだ印象ですが、ミドルレンジモデルも同様に高価格化が進んでおり昔は5万円以下で買えたのが今は8万円近くの投資は必要なのかなと思います。

なので多くのユーザーはこの状況についていくのが難しく「高くなった」と感じることがあると思います。特にXperiaに関しては表面的なスペックでみると他社と比較してより割高に見えてしまうことが多いです。

ではXperiaの価格は「問題」と言われるほど高いのか。

ほとんどの人は直販版を買わない。

以前スマホは「キャリア」で購入することが当たり前で、メーカーとしても売上を拡大するためにはキャリアと協力する必要がある。そのため「直販版」の展開には消極的な印象でしたが、今やは直販版を展開しているメーカーが増えており、さらにハイエンドモデルだけではなくミドルレンジモデルの選択肢も増えています。

なので個人的には直販版のシェアが今後徐々に拡大していくと思っていましたが、先日の統計調査ではそうではないです。前々回の調査結果だと直販版のシェアが10%だったのが前回の調査結果では8%とシェアで見れば下がっており、これだけ選択肢が増えたのにキャリアで購入する人が増えたことになります。

ほとんどの人は一括で買わない。

何より「キャリア」で購入する方が安心感があるというか、慣れていることもあるのか、多くのユーザーが選ぶのは分かります。一方でXperiaの価格が高いと言われますが、そもそもなぜより割高である「キャリアモデル」を選ぶのか?という話にもなります。

とはいえ「高い」かどうかは個人の主観だと思いますが、キャリアにしろメーカーにしろ何かしらのキャンペーンなどを用意しているにも関わらず、結局判断指標になっているのは「一括価格」です。

一方で市場統計によるとキャリアモデルで「一括購入」する人は全体の1割未満とも言われています。また分割購入する人の約8割はキャリアが推奨しているプログラムを利用していると言われています。

これはキャリアが正確な数字を発表していない上に、キャリアによってもズレがあるとは思います。ただ結局多くのユーザーはキャリアでプログラムを利用して購入する中で、なぜ「実質価格」ではなく「一括価格」で高いかどうかの判断がされるのかはちょっと不思議に感じます。

日割りで見れば高くはない。

エントリーモデルやミドルレンジモデルを選ぶ人は別ですが、ハイエンドモデルを選ぶ人は少なくともスマホがより生活に密接していると思います。つまりライトユーザーと比較すれば使用頻度はかなり高いと推測することが出来ます。

多くのユーザーにとってスマホは毎日使うものであり、スマホが快適に使えるかどうかで生活の質も変わる可能性があります。そこで毎日使うものだからこそ日割り計算をしてみる見え方もちょっと変わってくるのかなと思います。

ドコモ 実質負担金 日割り
プログラム利用時(23回分割) 15万8950円 約220円
36回分割 23万6830円 約216円

docomoオンラインショップにおけるXperia 1Ⅶの価格を元にざっくりと計算しており、プログラム利用の場合は24ヶ月目に端末を一定の条件を満たした上で返却することが前提になります。

ざっくりとですが1日あたり200円ちょいで生活の質が上がるのであれば個人的には別に高くはないと思います。

直販版 日割り
3年利用 約187円
6年利用 約93円

ちなみに直販版になると本体価格がもう少し安くなるので日割り計算した時の価格も抑制されます。また仮にXperia 1Ⅶの最大サポート期間の6年で計算した場合だと100円以下になります。

もちろんキャリアにしろ直販版にしろ保証に入れば負担金は増える感じで、万が一途中で故障してしまった場合は修理費でもっと高くなる可能性があります。ただ変動する要素をなくした状態でみれば「価格に問題がある」と言われるほど高いのかは疑問です。

Xperia 1Ⅶが他社より高いことに違いはないですが、20万円は高くて19万円が安いということにはならないと思います。結局価格一つとっても考え方次第なのかなと思います。

また逆にフラッグシップモデルが欲しいけど高いと思う人でも、毎日200円ちょい貯金しておけば3年後には20万円近くになっているので貯金が非現実的ではないのかなと思います。