Xperia 1Ⅵでは現行シリーズの大きな特徴だった4K/アスペクト比21:9のディスプレイをやめ普遍的に。さらに「電池持ち」の改善など「スマホ」としての使いやすさを優先した進化という印象でした。
一方でXperia 1Ⅶではスマホとしての使いやすさを意識しつつ、Xperia 1Ⅵの時にちょっと物足りなさを感じた「Sonyらしさ」をより強化した印象を受けます。また中華系やSamsungを見ると分かりやすいですがAppleを意識しすぎていることからも、ある意味集約化されている印象を受けます。
その中で批判はあれどSonyらしい拘りをXperiaに反映させています。
ディスプレイの表示解像度。

そもそも「4K」をなぜやめたのか?という疑問もありますが、おそらく大人の事情があったのかなと思います。一方で4Kをやめたのはいいとしても、フラッグシップモデルの多くが採用する2KではなくFHDまで下がりました。
そのためスペック的に見劣りするため散々批判されましたが、SonyがFHDを選んだ理由としては「クリエイターが2K向けのコンテンツを制作することは限定的だから」とコメントしており個人的に納得です。
世の中のコンテンツの多くは「FHD」か「4K」なので、4KをやめるならFHDを選択するの合理的かなと思います。
常に最大で表示できるわけではない。

YouTubeの一部コンテンツでは「2K」向けの解像度を選択することが出来ますが割と限定的なのかなと思います。例えばメーカーの公式PVにおいて2Kに対応している機種のPVであっても、そのPVの表示解像度がFHDまでということはザラにあります。
また認識違いだったら申し訳ないですが、4Kのコンテンツであれば2K対応機種なら2Kで表示を出来るかもしれません。ただ2K対応機種だからといってFHDのコンテンツを2Kで表示してくれるわけではありません。
以前のXperiaのように画質をアップコンバートしてくれる機能があるなら別ですが、多くの機種は対応していないです。また写真や動画をスマホ本体で確認する時に2Kで表示できた方がいいとの声もありますが、今のスマホの多くは写真を一枚撮るだけでも4K以上の解像度であることが多いです。
つまり2Kだと解像度が足りないという感じで、そもそも拘って確認する人は4K対応のディスプレイなどを使うのかなと思います。少なくともディスプレイのコストや消費電力などとのバランスもとっている可能性があります。
ただスペックで魅せるのではなく実用面を優先したスペックなのかなと思います。
スマホとAI。

スマホのカメラにはだいぶ前からAIが使われてきましたが、本格的に「AI」という言葉が使われるようになったのはここ数年だと思います。一方でGoogle Pixel 10シリーズへのコメントなどを見ていると、「AI」なんて使わないという声が圧倒的に多いです。
正直AIという単語を使うと敷居が高く感じますが、結局はスマホの新機能の一つにすぎないという感じで、Pixelのへの批判を見ていると新機能を積極的に使う人は割と限定的なんだと改めて実感します。
一方で今のAIの弱点があるとすれば、結局「機能」の側面が強いため、使うか使わないかの2択になってしまうことです。この現状をわかっているからこそ、GoogleはPixel 10シリーズでマジックサジェストを導入することで、AIがより自動でユーザーの役に立てるように強化している感じです。
Xperia Intelligenceの存在。

Sonyにそこまでの余力がないだけの可能性もありますが、結局使うか使わないかの2択で多くのユーザーが使わないとなれば、メーカーからみれば莫大なコストをかけて開発したとしても、ただ単にお金の無駄に感じてしまうかもしれません。
一方でXperia Intelligenceに関してはざっくりいえば「自動」です。音楽を聴く時や動画を見る時やカメラで写真を撮る時にAIがユーザーを補助してくれる形で、ユーザーはAIを使っていると実感することもないです。
ただ現状のAIだとこれくらいでも十分なのかなと思っており、それこそ使われないよりはよほどマシなのかなと思います。一方でGoogle AIやGalaxy AIと比較すると「機能」的側面が強いAIの実装はかなり遅れているのでユーザーによって評価が分かれると思います。
実際に使っていて他社と同じように実装してほしい機能などもありますが、Sonyは実用性を重視した結果なのかなと思います。そしてこの実用性はスペックで見えにくく、本体価格が高いからこそコスパが悪いと言われがちなのかなとも思います。
ユーザーのことをしっかり考慮してくれるのは日本メーカーだからこその良さなのかもしれません。