Xperiaは進化の余地しかない。スマホのカメラの進化はもう限界なのか

フラッグシップモデルに何を求めるかはユーザー次第で、ほとんどのユーザーにとって今やミドルレンジモデルでも十分なのかなと思います。なので「パフォーマンス」という部分でみれば、ほとんどの人にとってハイエンド相当しかないiPhoneはオーバースペックになると思います。

また近年のiPhoneは高いと言われますが、Androidでみれば「ハイエンド」に該当するので高いのも当たり前です。一方で自分はフラッグシップモデルを購入する時に最も求めていることは「カメラ」です。

ではスマホのカメラはもう限界なのか。

内部スペースの限界。

中華系を中心にカメラセンサーをゴリゴリに強化している印象を受けますが、直近の機種でみればハード面ではもはや進化が限界に近づいてきている印象を受けます。

その理由の一つとして出来るだけ薄型化/軽量化が意識されていることからも内部スペースに制約があること。ただだからといって大型センサーを搭載するためにカメラバンプがひどくなってもいいというわけではないです。

大型化モデルの方がニーズが高いとはいえバータイプでみれば7インチを超える機種はほとんど存在していません。そして直近の傾向からも薄型化/軽量化にフォーカスしていることを考えるとバータイプがこれ以上大型化する可能性は低く、これ以上の大型モデルとなる場合は「折畳式機種」にバトンタッチする流れなんだと思います。

つまりスマホがこれ以上大型化出来ないことを考えると、これ以上大型のセンサーを搭載したり、センサーを増やすことは現実的ではないのかもしれません。

進化の方向性が変わった。

一方でバランスが難しいところですが、中華系の機種をみると1インチ以上のセンサーを搭載するとか、より高画素のセンサーを広角として採用する方向性ではなく「望遠」の進化に注力している印象を受けます。

ただ以前のように最大ズーム倍率を伸ばすというよりは大型望遠センサーを搭載することで5~20倍程度の中距離撮影における画質改善に尽力している印象です。ちなみに30倍以上になるといくら大型センサーを搭載しているといっても限界があり、AIを組み合わせることでカバーしている印象を受けます。

またOppo Find X9 Proの外付けレンズをみると10倍を強化するためであり、フラッグシップモデルを好むユーザーでも中距離撮影の改善に期待しているからこそ、メーカーもフォーカスしている可能性があり、Xperia 1Ⅶの最大7.1倍の光学シームレスズームもユーザーのニーズを反映させた結果なのかも。

何より今後「ハード」面で改善があるとすればXperiaに限らず望遠が中心になるのかなと思います。

カメラソフトが主軸の進化。

逆にコストの問題からも「ミドルレンジモデル」の方が上位モデルが採用してきた高単価のセンサーのコストが下がったことで採用など「ハード」主軸の進化が続く可能性がある一方で、フラッグシップモデルは「カメラソフト」主軸の進化になると思います。

少なくともSoCが進化すればISPも進化する可能性があり画像処理が向上する可能性があります。さらにメーカーごとにアルゴリズムを最適化することでハードは変わらなくても写真や動画の質は改善する可能性があります。

また今に始まった話ではありませんが、ハードでカバーしきれない部分を「AI」を使う可能性があり、今後AIの技術が発展するほど、よりスマホのカメラに積極的に採用される可能性はあります。

逆に言えばXperia 1Ⅶの望遠などハード的に弱い部分がある機種は、カメラソフトが物足りないメーカーほど今後進化の余地がある感じで、Sonyとしては「αシリーズ」からXperiaのカメラをどれだけ切り離して考えることが出来るかで状況が変わってくるのかなと思います。

スマホカメラはカンストしているのか。

結局のところ以前のような分かりやすい進化がないとはいえ、これからもスマホのカメラは進化をしていくと思います。なのでスマホのカメラが「カンスト」することは個人的にはないと思います。

結局スマホのカメラの進化に対してユーザーがどこまで求めるかで次第で感じ方が変わってくるのかなと思います。例えば自分がスマホのカメラに求めることの一つとして「ポートレートモード」でiPhoneやGalaxyもまだまだという印象で、Xperia 1Ⅶでみれば圧倒的に遅れをとっている印象を受けます。

また2つ目として動体撮影ですが、iPhoneやGalaxyはまだまだで、自分のニーズからみれば進化の余地はまだまだあると思います。個人的にはXperiaの色味や動体撮影の強さが好きですが、低照度撮影の弱さやポートレートモードの取り回しの悪さなど不満に感じることは地味にあります。

だからこそ、ここで進化が終わってはならないと思っており、今後のXperiaのカメラに期待したいところです。