自分はよほど電池持ちが悪い機種ではない限り充電するのは寝る時のみです。特に最近のフラッグシップモデルは電池持ちが非常に安定しているので自分の使い方であれば毎日充電する必要もないくらいです。
何より電池持ちがかなり安定しているからこそ充電頻度が少ないため「充電速度」に拘っていません。一方でユーザーによって使い方はそれぞれで、もちろん充電速度に拘る人もいます。
その上でOppoやXiaomiなど中華系は100W近くの急速充電に対応している一方でXperiaやiPhoneなどは30W前後に留まっています。ではなぜXperiaやiPhoneは充電速度を強化しないのか。
技術的な差ではない。

まず充電速度に大きな違いがある理由として「技術的な差」ではなく「設計思想」の違いとも言われています。少なくともAppleやSonyにSamsungでみれば「充電速度」よりも「バッテリー品質」を優先する傾向にあります。
当たり前の話ですが、充電回数が増えていけばバッテリーは徐々に劣化していきます。また過度の急速充電はバッテリーに負荷をかけるためバッテリーの劣化に繋がるとも言われています。
今はどうなっているのか不明ですがバッテリーの劣化に大きく影響を及ぼすのは電池残量が70%を超えた時からとしています。技術が進化しているのでフル充電に近い状態でもバッテリーに昔ほど負荷をかけず急速充電ができるようになっているのかもしれません。
ただXperiaやPixelなどを見れば分かりやすいですが電池残量が100%に近づくほど充電速度を制限して負荷をかけないようにしています。何よりSonyに関してはだいぶ前からスタミナモードの搭載に加え、バッテリー劣化防止機能の開発に力を入れてきました。
メーカーとしては出来るだけバッテリーの劣化を防ぐことで、ユーザーにより長く使ってほしいという考えが最優先になっているのかなと思います。
経営思想の違いも。

また経営思想の違いもあると言われています。中華メーカー含めた中国系の企業は「長期利益」より「短期利益」の方が評価されやすいという傾向があるとの話があります。そのためユーザーに長く使ってもらうことよりも、魅力的な機種をどんどん出して短期で買い替えてもらうことで短期利益を稼ぐことを優先に。
また短期で買い替えてもらうためにも「最新技術」を積極的に採用することで興味を持ってもらえるようにしているとの指摘もあります。そして最新技術の一つが「シリコンカーボンバッテリー」でバッテリー容量はすごいです。
一方でバッテリーの劣化も速いと言われており、長く使ってもらうことが優先的ではないからこその流れなのかなと思います。またバッテリー容量が増えているからこそ充電速度を制限すると充電所要時間も増えるのでユーザビリティが下がると、中華メーカーもジレンマになっている可能性があります。
なのでおそらくですが充電速度以外の部分で出来るだけバッテリーへの負荷が減るように機能を充実させているのかもしれません。
グローバル市場における動向。

またAppleやSonyなどグローバル市場を意識しているからこそ国際的な標準規格に準拠した上で「品質」を優先しているとの指摘もあります。充電規格がUSB-Cだとしても充電ケーブルと電源アダプターの組み合わせ次第ではかなり複雑化する感じで、中華系に関しては「独自規格」を採用することで充電速度を担保している部分もあると思います。
もちろんメーカーごとの純正品を使うのが一番分かりやすいですが、今や電源アダプターがカットされていることがほとんどです。だからこそSonyやAppleは独自規格の採用を出来るだけ採用せず、分かりやすやと安全性を重視しているとも言われています。
優先市場の違い。

最後に昔聞いた話ですが、中華メーカーが充電速度に拘る理由の一つとして「優先市場の特性」と言われています。中華メーカーはざっくりといえば「発展途上国」を中心に大量販売することでシェアを重ねている感じです。
一方でSonyやAppleは何方かと言えば「先進国」が中心になります。日本にいると停電が発生するだけでもニュースになりますが、発展途上国だと停電は割と当たり前との話も聞きます。
電力事情が安定していないからこそ短時間で充電ができる急速充電のニーズが高いと言われており、逆に先進国であればそのような事情をそこまで心配する必要もないです。
もちろん充電速度が遅くてもいいという話ではありませんが、中華系と比較して遅い理由としては「安全性」と「長期利益」を重視している結果なのかなと思います。
またここ数年のXperiaをみるとバッテリー容量も変化がないので充電速度を大幅に強化する必要もないのかもしれません。ただ今後バッテリー容量が増えたタイミングで充電速度が強化されることは十分に考えられます。