10Ⅶもギリギリかも。Sonyがハイエンドコンパクトをやめた理由はシンプル

海外サイトによるとXperia 10Ⅶは「実用的なミドルレンジモデル」と評価しており、派手なスペックや挑戦的な価格設定で勝負するのではなく、ユーザーが求めるニーズを忠実に反映した製品に仕上がっています。

一方でXperia 10Ⅶは、今や珍しきコンパクトモデルとなっており、だからこそXperia 5シリーズの復活含めて「ハイエンドコンパクトモデル」に力を入れてほしいとの声も地味にあります。

ではなぜSonyはハイエンドコンパクトモデルをやめてしまったのか。

ニーズがあまりない。

そもそも論としてコンパクトモデルのニーズが下がっていることが大きな要因との一つだと言われてます。今やスマホはユーザーの生活に密接しているからこそ求められることも多く、何かに特化しているより、バランスよく幅広く出来ることが求められます。

また自分の時代では考えられませんでしたが、今や大学のレポートをスマホ一台で完結させる猛者がいるとの話です。少なくともスマホに求められることが多く、スマホである程度のことを完結出来た方がいいことからも、視認性とのバランスからも大型モデルの方が好まれる傾向があります。

日本はなんだかなんだまだ「先進国」なので、パソコンを持っている人や、スマホを複数台持っている人がいて、要は「使い分け」をしているからこそコンパクトモデルのニーズがあるのも理解できます。

ただ発展途上国など世界全体で見た時に「使い分け」は贅沢で、そもそもスマホすら贅沢品扱いの地域もあります。こうなってくると大型モデルの方にニーズが集中するのは合理的で、言ってしまえばハイエンドコンパクトモデルは言い方は悪いかもしれませんが「金持ちの贅沢品」扱いなのかもしれません。

収益性が悪い。

次に2つ目の理由として「収益性」が悪いことが原因と言われています。筐体が小さいということは内部コンポーネントも小型化する必要があるため研究開発にコストがかかります。

ちなみに近年のミドルレンジモデルが大型化傾向にあるのは、もちろんニーズもあると思いますが内部コンポーネントを流用することで研究開発費をコストカットしている可能性もあります。

そして価格設定も難しく多くのユーザーは小さくなるほど安くすべきと考えている中で、小型化するほどコストが嵩むので高くなりやすいと実情とイメージが乖離してることも原因です。

そのためメーカーとしては安くする必要があります。その結果利益率が悪いことに加え市場規模が小さいことからも全体的な採算性が悪いと言われており、余力のないSonyにとってはかなり厳しいと思います。

単純にXperia 10Ⅶがあのサイズ感を維持できているのは「ミドルレンジモデル」だからだと思います。

中華系すら消極的。

Appleはその当時世界で最も小さい5G対応機種として「iPhone 12 mini」を発表しましたが結果は失敗。僅か2世代で終了しており、miniが失敗した理由は「価格の高さ」だと指摘されています。

また数年前の話になりますがXiaomiですらハイエンドコンパクトモデルは採算性が悪いことからも基本考えていないことを明らかにしています。また従来のハイエンドコンパクトモデルのネックの一つがバッテリーで、どうやってバッテリー容量を増やすか。

現状で中華系をみるとシリコンカーボンバッテリーの進化が著しく数年前では考えられなかったようなバッテリー容量になっています。ただその中でもXiaomi 17やOppo Find X9はバッテリー容量を増やしつつ筐体サイズは維持しています。

シリコンカーボンバッテリーがあればバッテリー容量を維持しつつサイズを小型化することが可能だと思いますが、それをしないということは中華系ですら6.3インチ以下の機種には需要がないと遠回しに認めていることになるのかなと思います。

結局たらればであれば消滅する。

どんなにメーカーが頑張ったとしても「ユーザーの理想」に近い端末を出せるはずがないです。あるユーザーにとっては理想ではあっても、あるユーザーにとっては理想ではないということはざらにあります。

結局のところ「ハイエンドコンパクトモデル」がほぼ市場から消滅した理由としては欲しいと思っているユーザーが買い支えをしなかったからなのかなと思います。もちろんユーザーごとの購入方法や予算の問題もあると思うので難しいと思いますが、結局「たられば」を言って買わなければいずれなくなっても仕方ないのかなと思います。

過去のXperia 5シリーズの時に「ワイヤレス充電に対応していたら絶対買っていた」とのコメントはかなり見ましたが、実際に対応した後に購入報告は全然増えず、結局Xperia 5Ⅴで終焉となっています。

なのでニッチな部分に拘りがあるユーザーこそ、やはり継続して欲しいなら買い支えをする必要があり、それこそなくなった後に復活を期待しても希望はほとんどないのかなと思っちゃいます。