AIがより高評価?Pixel 10シリーズは結局売れているのか

Xなどを見ているとGoogle Pixel 10シリーズはベンチマーク、特にGPUのパフォーマンスは低いことからもかなり叩かれている印象を受けます。もちろん「X」という狭い界隈での話とはいえネット上でのイメージはあまりいいとは言えない。

ではGoogle Pixel 10シリーズは売れているのか?

アメリカでの売上。

そもそもGoogleが四半期の決算を発表する時に「Google Pixel」個別の売上を明らかにしていません。その理由としてGoogle PixelやNestなどGoogleのハード部門を「その他」に分類されており、ハード部門自体がどの程度の売上があるのかすら定かではありません。

このことからもGoogle Pixelがどの程度売れているのか詳細なデータを確認するのは難しいです。ただ同社は具体的な数字にはあまり触れずともGoogle Pixelの売れ行きがいい時はちょっとしたアピールをすることもあります。

その上で現時点でのPixel 10シリーズの売上についてまとめると以下のようになります。

現時点で判明しているヒント
アメリカ市場において、Pixel 10シリーズ発売後に同社スマートフォンの販売が前年同月比28%増加
グローバルなプレミアムスマホ市場(概ね価格600ドル以上)において、GoogleのPixelブランドは “前年同期比で100%超増加
2025年9月単月で、Pixelブランドの米国における販売が「自社史上最高月間販売」となった可能性

主に市場調査会社の調査結果がベースのヒントという感じになりそうですが、売れ行きは悪くないように感じます。少なくとも初動だけでみれば前モデルよりも順調と判断することができます。

またある調査会社によるとプレミアム部門において、今最も成長しているメーカーが「Google」とも言われています。

1000万台が一つの目処。

Google Pixel 4シリーズの頃の販売台数は100万台だったとも言われていますが、廉価版を出したことで売上を順調に伸びたと言われています。そしてここ2年で見ると2年連続で累計出荷台数は1000万台を超えていると言われています。

このことを考えるとGoogleとしては1000万台突破が一つの目標になっているのかなと思います。ちなみにAppleやSamsungは2億台以上出荷していることを考えると圧倒的に出荷台数では及ばないです。

ただGoogleとしては「Androidのシェア」を拡大するために、他のAndroidメーカーの売上不振を穴埋めすることが目的であることに加え、健全なビジネスができれば十分とシェア拡大にも拘っていないので今後出荷台数が1億台を超えるとか、そんな未来は来ない可能性が高いのかなと思います。

何より現時点で判断すればPixel 9シリーズの時と比較すれば初動は順調程度で、グローバル全体で見た時の流れはちょっと不明です。

不安要素もある。

一方でメーカーの考え方次第の面もありますが、Google Pixel 10シリーズがセール関係なくキャンペーンが行われていたのが気になります。

仮にGoogle Pixel 10シリーズの売上が好調で、さらに売上を伸ばすためにキャンペーンを実施していたのか、それともGoogle Pixel 10シリーズの売上が芳しくないから売上を刺激するためにキャンペーンを行っていたのか不明です。

一方で11月21日から開催されるブラックフライデーではすでに行われているキャンペーンを継続する感じで、「ブラックフライデー」と考えるとPixel 10シリーズのセール内容はあまり魅力的ではないのかもしれません。

ただ最新世代がそもそもセール内容になっているだけでもありがたいと判断することはユーザー次第なのかなと思います。

安売りに徐々に消極的に?

例年のブラックフライデーを見ると、新製品が発表された際の新製品予約/購入キャンペーンと比較すると劣ることが多いですが、かなりお得なセールであることに違いはないです。

ただ今年のセールをみると、型落ち世代の在庫処分の側面が強く、最新世代はお得に見せるためにセール対象になっているとはいえ昨年と比較すれば保守的になっているように見えます。

このことを考えると徐々に割引を制限してブラント価値を維持する方にフォーカスしはじめたのかもしれません。少なくとも国内でみればGoogle Pixel 9aを主軸に売上を確保した上で、ファンをフラッグシップモデルで囲い込むという流れなのかもしれません。