自分は経済に知識がないため今の円安の流れは単純に海外製品を購入する上では痛手です。一時期は140円くらい戻っていた感じですが今や150円を再び突破しており、もちろん国内で正規販売される機種の価格にも影響を及ぼす可能性があります。
一方で為替に対してかなり頑張ったことで「安い」というイメージが定着したPixelですがここ数年で見れば値上げ傾向にあります。その理由の一つとしては為替に対してより忠実になったことです。
では今後もGoogle Pixelの値上げは続くのか?
Google Tensorの存在。

少なくともGoogleがPixelを開発する上で最も投資額が大きい可能性があるのは「Google Tessor」です。GoogleはPixelにAIをブレイクスルーするために独自SoCの開発に着手したとしていますが、その分開発研究費に莫大なコストがかかっている可能性が高いです。
ちなみにGoogleを退職した元幹部によると、現状Pixel以外で使い道がないGoogle Tensorの開発に何百億というコストをかけているのは頂けないとコメントしているくらいコストをかけている可能性が高いです。
独自SoCを搭載しているため本体価格をもっと安くできるはずとの指摘もありますが、SnapdragonやDimensityなど他社から購入するよりは安いと思います。ただ独自SoCのコストに関する情報のほとんどは研究開発費が含まれておらず製造コストだけの可能性があります。
一方でSnapdragonなど他社の価格は、Quacommなどメーカー側が利益を出るように研究開発費も上乗せされていると思うのでGoogle Tensorが安く見えるのはあくまでも部分的という話になります。
2nmプロセスノードは危険。

GoogleにとってはGoogle Tensor G5が初の3nmプロセスノードを採用したSoCになりますが、A19 Pro/Snapdragon 8 Elite Gen 5/Dimensity9500は3nmプロセスノードを維持しています。
ちなみにサプライヤーであるTSMCは2nmプロセスノードを採用してSoCの製造がすでに出来る準備は完了していると言われている中で、なぜチップメーカーは2nmプロセスノードを採用しなかったのか。
その理由としては単純でコストがさらに増加するからと言われています。一方で2026年に登場するフラッグシップ向けのSoCは2nmプロセスノードを採用すると言われているのでコストが増加することに違いはありません。
Google Tensor G6で2nmプロセスノードを採用するか現時点で確定的な情報はありませんが、コストカットのためにGPUの一部機能を削減すると言われている中で、仮に2nmプロセスノードを採用すればコスト増加はまず避けられないのかなと思います。
AIが原因のコスト増加。

そしてGoogleがGoogle Pixelに対して最も力をいれていることに一つがAIです。ただこれはGoogleに限った話ではなく市場全体でAIに力を入れています。またスマホだけではなくパソコンなどもAIに力を入れていることから問題の一つになっているのがRAMのコストが増加することです。
どうしてもAIを出来るだけオフラインで処理しようとなった時に大容量のRAMが必要になり、来年はRAMに加えストレージの価格も大幅に上昇すると言われています。
中華メーカーが頭を抱えるくらいのコスト増加があるとしているのでよほど深刻な状況ともいえ、AIに力を入れているGoogleだからこそ特にRAMを妥協するわけには行きません。
このことを考えると来年登場するとGoogle Pixel 11シリーズはGoogle Tensor G6とRAMだけでもコストが大幅に増加する可能性があります。
相互関税の影響。

そしてちょっとよく分からなくなっているのが「相互関税」でAppleやGoogleは相互関税によって発生したコストの増加分をどうやって吸収しているのか現時点でよく分からないです。
少なくとも相互関税が決定してから猶予期間があったと思うので、メーカーとしてはそれまでに可能な限り新製品及び既存品の在庫をアメリカ国内に輸入させてしまうと多少なりとの逃げ道はあったのかもしれません。
ただ来年以降はどうなるのか不明です、少なくともアメリカ国内で発売されるPixelやiPhoneはアメリカ企業でありながらもアメリカ国外で製造していることからもダメージを受けると思います。
そして相互関税の影響が出るとなった時に、メーカーは実質コストが増加するのはアメリカなのでアメリカのユーザーに負担させる形になるのか、それとも全世界でのユーザーでコスト増加分をならすのかは現時点でよく分からないです。
値上げ要因は強い。

何より現時点での情報でみれば「値上げ要因」はかなり強いので今後値上げされてもおかしくないと思います。ただこれはGoogleに限った話ではなく、他のメーカーの機種も値上げされる可能性が十分にありえます。
一方でGoogleに関しては本体価格が値上げされた分定価は高くなっても、その分プロモーションを頑張ってくれると思うので、ユーザーの実質負担金が極端に高くなることは今後も考えにくいのかなと思います。