劣化するのはバッテリーだけじゃない。ぶっちゃけXperiaは何年使えるの?

スマホ黎明期はビルド品質の問題からも2年周期の買い替えが一つの目安になっていた印象を受けます。またその当時キャリアの施策からも2年間の分割支払いで実質負担金が0円のような形になっていることが多かったからこそ余計にそうなのかもしれません。

一方でキャリアの割引施策は総務省のガイドライン改正により年々厳しくなっており、さらにスマホ自体もビルド品質が改善したことからも仮に2年の分割支払いで購入したとしても、それ以上に使っている人が増えた印象を受けます。

ではXperiaでみた場合にどれだけの期間を使うことが可能なのか。

ハード的な寿命。

先日国内で発売されたミドルレンジモデルであるXperia 10Ⅶで見てもアップデートサポート期間が最大6年に対応しています。「アップデートサポート」期間が一つの目安になることは違いはないですが、6年とか7年になってくるとソフトは大丈夫でもハードの方が先に限界を迎える可能性があります。

その一つとして「バッテリー」で例えばSonyの公式サイトをみるとXperia 10Ⅶは「4年長寿命」とアピールしており、4年間使い続けても劣化しにくいバッテリーを採用しているとしています。

単純に考えれば充電サイクルが1300回前後でも80%の最大容量を維持するという感じだと思います。バッテリーの劣化はユーザーの充電方法や回数によって変わってくる感じで、ライトユーザー向けの機種であれば、そもそも毎日充電しない人もいると思います。

なので4年は一つの目安に過ぎないですが、Sonyが想定している使い方でみれば4年を超えるとバッテリーの劣化が始まり電池持ちが徐々に悪くなる可能性があります。

他にも限界を迎えるコンポーネント。

またバッテリーと同様に長期間使うことで劣化が進むコンポーネントもあり、2つ目としてはストレージです。ほとんどのユーザーは処理速度や保存容量しか気にしませんが劣化が進むと言われています。

だからこそGoogleでみればPixelのストレージの寿命を確認できるように準備を進めている感じになります。実際のところ劣化が進んでいるか確認しにくい部分で、劣化が進むと動作性が悪くなると言われています。

ただ動作性が鈍くなるのはストレージだけが原因ともいえないので判断するのが難しいです。最新のUFS4.1などではどうなっているのか不明ですが、ストレージの寿命の目安としては3~4年と言われています。

また不具合との線引きが難しいところなのかなと思いますが有機ELディスプレイも長期間使えば劣化が進むと言われています。ざっくりと4年前後が一つの目安と言われていますが、分かりやすい症状としてはディスプレイ輝度の低下や画面のやきつけ問題です。

またXperia 5シリーズが抱えていた問題の一つですが、内部発熱によりコンポーネントに負荷がかかり蓄積されていくと「縦線問題」が発生するとも言われています。

4年前後一つの目安。

メーカーも最大限の努力はしていると思いますが、例えば最大7年のアップデートに対応したからといって、何もせず7年もハードがもつとは考えていないと思います。だからこそ修理できる環境をより充実させたのかなと思います。

一方でハードの寿命を考えると3〜4年が一つの目処になるのかなと思います。そして電池持ちが悪くなったとか動作がもっさりするようになったとか、何かしらの不調が見えるようになった時に、ユーザーがまず考えるべきことは「買い換える」のか「修理をするか」の2択です。

キャリアの補償プログラムに入っている人は修理が面倒なら交換機を手配するのもありかもしれません。何より出来るだけ同じ機種を長く使いたいとか、スマホに出来るだけコストをかけたくない人は「修理」を検討するのが最優先だと思います。

正直最大7年に対応しても、修理なしで7年間使い続けるのはかなりハードルが高いのかなと思っており、ほとんどの人にとっては途中で何かしらのメンテナンスが必要になるのかなと思います。

支払い方法も合わせるべき。

一方で仕方ないですがメーカーがアップデートサポート期間を拡張しても、キャリアはサポート期間の拡充に合わせて支払いプランを充実させている感じではありません。

今流行りのプログラムはざっくりと2年分割で2年後に返却で実質負担金を安くする仕組みとなっており、逆に2年以上使う場合は割高になる可能性があります。なので表面的な安さだけを見るのだけではなく、欲しい機種を何年使うかを想定した上で支払い方法を合わせるのが合理的なのかなと思います。

表面的にみればスマホの価格は高くなっていますが、サポート期間などが拡張されていることからも長く使いたい人にとってはトータルでみればむしろ安くなっている可能性もあるのかなと思います。